「給料や場所など以外に他にどんな事を比べれば良いのだろう?」
と思うことはありませんか?
実は、同じIT企業でも作ってるシステムや職種、業務体系など違いがあります。
私は、過去に約5年ほどSESのIT企業でプログラマとして働いていました。
プログラマ時代に、業務形態などわかっておらず入ってきた新入社員が、思い描いていたものと違って辞めていくこともありました。
この記事では、IT企業の業種や職種、業務委託形態によって働き方がどう違うかなどを解説していきます。
この記事を読むことで、あなたが働きたいIT業界の企業選びをする際の参考になると思います。
快適な企業で働くためにIT企業の違いについて知っていきましょう。
業種の違いについて
ひとくちにIT企業と言ってもそれぞれ売り出している業種が企業によって違います。
業種は主に「Web系」「ソフトウェア系」「ハードウェア系」「通信系」の4つあります。
それぞれの違いを以下にまとめてみました。
Web系
ブラウザを利用したインターネットサービスを主に指しています。
TwitterなどのSNSやAmazonの通販など、普段我々が利用するインターネットサービスを制作します。
ソフトウェア系
PCで使うツールなどがソフトウェアになります。
例えば、ワードやエクセル等のオフィス系ツールやペイントなどがソフトウェアです。
ハードウェア系
PCやPC周辺機器がハードウェアになります。
例えばPCを作るNECやキーボードやマウスを開発してるロジクールなどがハードウェア系開発の企業になります。
通信インフラ系
ネットワーク環境や電話回線などのインフラ構築になります。
サーバー構築もインフラと言われます。
例えば、NTTやKDDIなどの企業が該当します。
職種の違いについて
IT企業の中には「システムエンジニア」「プログラマ」「インフラエンジニア」「営業」などの職種があります。
ここでは主な物として上記4つを上げていますが企業によっては呼び方や別の職種があるかもしれないです。
SE(システムエンジニア)
チームメンバーの進捗管理や基本設計書(どのような機能があるか)を執筆することが主な仕事です。
プログラマはSEが作った基本設計書を基に詳細設計書やプログラムを書いていきます。
チームの遅延が発生するかどうかもSEの腕にかかっていると思っても過言ではありません。
稀ではありますが、人数が少ないチームの場合SEがプログラムを書くこともあります。
クアイアント(お客さん)やチームメンバーとの打ち合わせも多いのでコミュニケーション能力が大事になってくる職種です。
プログラマ
プログラムを書くことや詳細設計書の作成(機能の中でどのように処理しているかの説明書)、作成したプログラムをテストするのが主な仕事です。
プログラムの知識はもちろん必要です。
詳細設計書やテストの内容を書く項目書の作成もするので、最低限の日本語文章力は必要です。
余談ですが、報連相などの基本的なコミュニケーションが出来るだけで重宝されることが多いですw
インフラエンジニア
サーバーなどプログラムを動かす土台の構築や設定が主な仕事です。
他には操作を楽にするスクリプトの作成やサーバーの運用保守なども行います。
ネットワークの知識が大事な職種だと思います。
少し前は物理サーバーの構築が多いイメージでしたが最近はAWSなどのクラウドサーバーの構築も行うことが多いと思います。
また、チームメンバーが少ない時にSEやプログラマがインフラ業務を行うこともあります。
インフラがいないと作ったプログラムを動かせないので僕は頭が上がりませんでしたw
営業
作成したソフトウェアを売るために企業やお客様に営業するのが主な仕事です。
SES企業の場合は、自社社員を客先企業に営業、客先に派遣されている社員のサポートなども仕事になると思います。
電話応対や客先企業に出向くことが多く、ビジネススキルとコミュニケーションスキルの両方が必要です。
個人的に、営業は喋ることが好きな人や元気が良くて明るい人が多いイメージです。
業務形態について
IT企業では大きく分けると「客先常駐するSES」と「入社した社内で作業を行う社内業務」の2パターンがあると思います。
それらについて簡単に解説していきます。
働き方が変わると思うので企業を選ぶときにはしっかり調べてください。
SES
SESとはSystem Engineering Serviceの略です。
簡単に説明すると、派遣のように別企業の客先に常駐して作業を行います。
中小企業が多いです。
派遣との違いは客先から指揮命令を受けない点になります。
指揮命令については何が該当するか調べてみてください。
面接がよくあります
客先常駐になる前に客先と面談があることが多いです。
ほぼ面接と同じで客先に自分がやってきたことや学んできたことを説明する場が設けられます。
緊張はするかもしれませんが自分を知ってもらうため、自分らしく臨みましょう。
メリット
企業によってやり方やプログラミング言語が違ったりするので新しい知識を入れやすい
客先によって場所が違うので、その土地の美味しい食べ物などが知れる。
デメリット
客先が決まるたびに人間関係を構築し直さなきゃいけない。
また、場所によって通勤時間が長くなったり、電車の込み具合が変わるなど通勤に慣れることも大変。
気を付けたほうが良いこと
まれに新入社員を研修させずに客先に送り出すブラック企業もあります。
そういったところは人を物のように扱ってくることもあるので注意してください。
企業を選ぶ前にサイトでの口コミを調べるようにしましょう。
社内業務のみ
SIerや受託請け負い、自社サービスなど、自社で業務を行います。
大手企業に多いイメージです。
メリット
自社で作業を行うことになるので、わからないことなどは自社の先輩に質問しやすいのが利点だと思います。
デメリット
プログラム言語や入社した企業のやり方が固定されてしまうことだと思います。
リストラになった人が他のプログラミングなどが出来なくて苦労したという話をたまに聞きます。
まとめ
IT企業には様々な業種や職種があります。
業種は「Web系」「ソフトウェア系」「ハードウェア系」「通信系」
職種は「システムエンジニア」「プログラマ」「インフラエンジニア」「営業」があります。
業務形態として、社内のみで業務を行う企業とSESで客先企業で業務を行う企業の2パターンがあります。
どちらも一長一短あるのでしっかりと調べる必要があります。
求人情報に今回話したことが書いて無い場合は、面接時や説明会の時に聞いてみるのも良いでしょう。
色々とIT企業を比較して、あなたがより良い企業に就職できることを祈っております。
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